就労ビザ・永住権取得を目指す留学

オーストラリアは移民の国で、国益を上げるために優秀な移民を受け入れる移民政策を取っています。ひとたびその人が就労ビザや永住権を取ると、所得税や法人税を支払ってくれるし、外貨獲得の一環を担ってくれる可能性もあり、グローバルに展開をするときに優秀な移民は必要と考えています。従って、それを成り立たせるスキームとして就労ビザ、永住権発給があり、一定の条件をクリアした優秀な人材はそのビザが取得できることとなります。

オーストラリアは、治安も良く、日本との時差もなく、親日の国であり、英語に対するハードルが高くない国なので、日本人にとっては暮らしやすい国です。また現在日本人でも海外で暮らしながら仕事をしたい、終身雇用が全てではない、能力次第で日本でも海外でも暮らせる機運も高まってきました。そういった事を考えている方は、日本人でも十分にオーストラリアで就労ビザや永住権が取得できる可能性があるので、渡航先としてオーストラリアを検討をしてみて下さい。各ビザを取得するには各ビザの取得条件があるのでそれらが何であるかもきちんと理解をしておくことが大事です。

就労ビザ・永住権取得をする留学の特徴

このビザが取れる職業に関連する就学をすることが最初のステップ!

コース卒業後職歴を積む必要がある

卒業生ビザが一般的に適切なので、卒業生ビザが取れる職業であることもポイント

資格取得+職歴2年が一般的に次のステップへの条件

各ビザ取得には各ビザ取得の条件も他にあり

どのビザでも申請ができるように計画的に進めることが肝要

職業に関連する就学を行う

職歴を積めるビザ取得もポイント

卒業生ビザを申請する場合、IELTS6.0の英語力が必要

就労ビザ・永住権は基本的に雇用主などからのスポンサーがあることも大事

就労ビザ、永住権にはそれぞれ種類があるので各ビザの取得条件も理解している必要がある

就労ビザ・永住権取得をするポイント


就労ビザ・永住権取得に重要な卒業生ビザとは

卒業生ビザは文字通りにコースを卒業後に取得できるもですが、このビザが取れるコースは限られています。まず2種類の卒業生ビザがあり、大学以上の学位を卒業する場合は、どのコースを修了したとしても必ず取れます、通常2年間の期間です。これが専門学校やTAFEなどを卒業して取れる卒業生ビザがあり、その場合はそれが取れる就学コースは決められています。従ってこの場合はどのコースであってもいいわけではないのでどのコースが該当するかなどをきちんと確認する必要があります、そしてこの場合は通常1.5年間の期間の発給となります。いずれにしてもこの卒業生ビザの時にフルタイムで職歴を積むことができ将来のビザ取得のためにその目的でよく利用されているビザです。

代表的な各専門コースの紹介

ビジネス系コース

コース期間: 半年間以上、1~2年の長期コースが主体
目的: ビジネス分野を勉強したい、できるだけ長く滞在したい等
就学レベル: CertificateⅡ、Ⅲ、Ⅳ、Diploma、Advanced Diploma、Graduate Diploma、Bachelor、Master

IT系コース

コース期間: 1~2年以上の長期コースが主体
目的: IT分野を勉強したい、将来就労ビザ・永住権取得したい等
就学レベル: CertificateⅢ、Ⅳ、Diploma、Advanced Diploma、Graduate Diploma、Bachelor、Master

ホスピタリティ、シェフ、パティシエ、ツーリズム系コース

コース期間: 1~2年以上の長期コースが主体
目的: ホスピタリティに関連する勉強をしたい、将来就労ビザ・永住権取得したい等
就学レベル: CertificateⅢ、Ⅳ、Diploma、Advanced Diploma、Graduate Diploma、Bachelor、Master

看護師、介護士、マッサージ系コース

コース期間: 半年間以上、1~2年の長期コースが主体
目的: 日本での経験を生かす、取り組みやすいコースなので長期滞在に人気等
就学レベル: CertificateⅢ、Ⅳ、Diploma、Advanced Diploma、Graduate Diploma、Bachelor、Master

チャイルドケア系コース

目的: 現地の幼稚園で働く、将来インターナショナルの教育機関で働く事を目指す等
就学レベル: CertificateⅢ、Ⅳ、Diploma、Advanced Diploma、Graduate Diploma、Bachelor、Master

土木設計技師系コース

コース期間: 2年以上の長期コースが主体
目的: CADを使って設計ができる技術を身に着けるコースで将来就労ビザ・永住権取得したい等
就学レベル: Advanced Diploma、Graduate Diploma、Bachelor、Master

美容師、自動車整備士など手に職系コース

コース期間: 1~2年以上の長期コースが主体
目的: 手に職の技術や資格を取ってその後のビザを見据えるコース
就学レベル: CertificateⅢ、Ⅳ、Diploma、Advanced Diploma、Graduate Diploma、Bachelor、Master

ヨガ、スポーツ系コース

コース期間: 短期、1~2年の長期コース
目的: 身体を使って将来的に何かをしたいと考えている方に合ったコース
就学レベル: CertificateⅣ、Diploma、Advanced Diploma、Graduate Diploma、Bachelor、Master

就労ビザ・永住権を目指す留学プラン

ポイント制で永住権を目指す留学

ポイント制の永住権とは、自身の年齢、学歴、職歴、英語力等がポイント化されて一定の点数をクリアする事で申請できるビザです。州スポンサーが付くものから、そういったスポンサーに頼らずして自力で取れるものもあります。ひとたび永住権が取れると選挙権以外はオーストラリア人と同様の扱いとなるので社会保障も付くし、子供が生まれた場合などは小中高校など学費が無料となるなどオーストラリア人と同様の扱いの下生活ができます。また、永住権取得のために合った過去の職歴とは別の仕事をしても全く問題ないので取ることがとても重要なビザとなります。

自身の年齢・学歴・職歴・英語力がポイントの永住権

ポイントの主な要素

年齢点

25歳~32歳が一番いい点数(最大45歳の誕生日前まで)

学歴

学士号以降が良い点数となるが、その限りでもない

職歴

日本とオーストラリアの関連する職業の年数で点数が決まる

英語力

IELTS6.0以上、但し点数をもらうにはIELTS7.0以上

その他ポイントの加算が期待できる内容

オーストラリア就学

+5点(1つのDegreeを取ることで加算)

学歴

学士号以降が良い点数となるが、その限りでもない

職歴

日本とオーストラリアの関連する職業の年数で点数が決まる

英語力

IELTS6.0以上、但し点数をもらうにはIELTS7.0以上

パスマーク:65点(2024年、その都度確認要)

職業によっては65点をクリアしていても移民局からインビテーションが届かないこともあります。よって、できるだけポイントを加算できるように行動することが大事です。

費用(例)

43,500豪ドル(4,350,000円、1豪ドル=100円として計算)
Bachelor of Businessコース(期間:3年間)
※内容はサンプルです

永住権申請まで

コース終了後卒業生ビザ取得
2年間の就労して職歴を積む
パスマーククリア後EOIの申請
移民局からインビテーションが届けば永住権申請

職歴を積んだあとパスマークをクリアしているかどうかは、その時点での年齢点、英語力点などポイント化できる内容を計算して確認します。移民局のHPには各ポイント制の永住権においてポイント計算ができるページがあるのでそれにて点数を確認することが可能です。

自分の英語レベルと学習コースを確認してみよう!

一般的に英語のレベルは6つと言われています。ビギナー、初級、初中級、中級、中上級、上級です。そして一つのレベルを上げるのに目安として12週間程度かかると言われています。そしてこの中でキーとなりレベルが中上級です。この中上級レベル以上を持っていると、アルバイトをするに困らない、十分にオージーの中で生きていけるという現実的なところや、キャリアップや進学を考えると、英語環境でのインターンシップができたり、専門コースが勉強できたり、大学への進学も可能となるなど、このレベルがあるかどうかで可能性が全く異なります。つまり、英語のレベルは中上級を目指すことがとても大事という事です。例えば今初中級のレベルがある人は中上級にするには2レベル上げなければいけないので、単純に計算すると24週間、つまり半年間英語を勉強することが必要というように計算されます。この辺が留学期間を決めるポイントもなるのでよく理解をしておきましょう。

ビギナーレベル
Beginner level

英語力の指標

英検5級

英検4級

TOEIC300点

IELTS4.0

ケンブリッジ検定KET

おすすめの学習コース