オーストラリア留学に必要なビザの比較

オーストラリア留学の為のビザ比較

オーストラリアに渡豪をする際には、必ず何かのビザを事前に申請する必要がありますが、オーストラリア留学をする場合に、日本人留学生が取得する一般的なビザは3つあります。

・観光(ETA)ビザ

・ワーキングホリデービザ

・学生ビザ

目的によりビザの種類が異なりますので、それぞれのビザの特徴を案内させていただきます。

ビザに関しては、常に情報をご自身でも移民省サイトを確認する等、最新情報を入手することに努めてください。

また具体的なアドバイスに関しては、移民法コンサルティング会社や移民弁護士にも相談される事をお勧めいたします。

オーストラリア留学に利用するビザの比較

まずは以下の表を参照ください。

観光ビザワーキングホリデービザ学生ビザ
申請費用20ドル670ドル2000ドル
申請対象年齢条件なし18~30歳6歳以上
就学期間12週間まで17週間まで12週間~6年間
就労条件不可フルタイム可能2週間で48時間まで
滞在期間3か月間1年間13週間~6年間

ビザによって就学期間や就労期間が異なりますので、現地での留学プランによってより最適なビザを選択することが重要です。

観光(ETA:Electronic Travel Authority)ビザ

最大3か月間までの短期滞在の場合に一般的に申請するビザになります。

一般旅行者が取得するものと同じ観光ビザであるETA(Electronic Travel Authority)ビザになります。

ビザ申請は、早ければ申請後12時間以内にビザ認可の案内が移民省から届きますので、例えば、日本のお仕事や学校の関係で、急遽、オーストラリアへの渡航を思い立った場合でも時間的にも申請しやすい事があります。

※弊社では、少なくとも渡航1週間前までには観光ビザ(ETA)申請をされることをお勧めしております。

申請費用も、他のビザと比較しても安く、申請所要時間も10分〜15分となりますので申請しやすいビザと言えます。

3か月の滞在期間の計算方法:

例)2025年11月1日に入国した場合には、2026年2月1日までの滞在となります。

注意しなくてはいけない点:

・オーストラリア現地での有給の就労は禁止

・就学期間は12週間まで

ワーキングホリデービザ

日本人留学生がもっとも多く申請をするビザがこちらのワーキングホリデービザになります。ビザの名前の通り、お仕事も、ホリデーも可能な便利なビザと言えます。

就学も17週間までの就学が可能となりますので英語力の向上も可能です。

就労も同じ雇用主の下で半年間という条件の他、ホスピタリティー業界や第1次産業(農業・漁業・林業など)に携わる職業の場合には、同じ雇用主のもとで、半年以上就労することも可能です。

参照元:オーストラリア移民省ホームページ

ワーキングホリデービザの就労条件(6カ月以上就労の場合)

ワーキングホリデー滞在期間中に、特定のお仕事(ファームなど)に従事することで、最大3年間の期間を取得する事ができますので、海外で長期滞在を目指している方にも人気のビザと言えます。

注意しなくてはいけない点(セカンド/サードの場合も同様です):

・年齢制限がある:18~30歳までの間でのビザ申請が必要

・過去の渡航歴によっては健康診断を求められることがある

・1年間で17週間の就学期間 ※セカンド/サードのビザの期間中も各1年間の中で、17週間ずつ就学は可能

・給与明細や雇用契約書、銀行の出入金履歴などの補足資料の不足によりビザ却下の可能性あり(セカンド/サードの場合に限る)

現在、ワーキングホリデービザの審査期間は、即日〜1か月程度になりますが、健康診断の受診や、過去の職歴などによっては1か月以上かかることもあります。

学生ビザ

学生ビザは、ビザの名前のとおり、学校に就学をすることが主目的のビザになります。

ワーキングホリデービザでは17週間までの就学期間と限定されていますが、学生ビザの場合には、3か月〜6年間の間で就学が可能となります。

※ただし、近年(2024年以降)の傾向として、3カ月(12週間)などの短期間の場合にはビザキャンセルの可能性も出てきております。

語学学校での就学の場合でも、少なくとも20週以上の就学が移民省担当官側の一つの判断基準となっているケースもあります。(必ずしも20週以上の就学でなければいけないという事ではありませんので、ケースバイケースとお考え下さい。)

また語学学校での就学の場合には、原則最大で約1年間(48~60週)の就学期間となりますが、専門学校以上になりますと、更に長期間の就学期間になりますし、語学学校と専門学校、語学学校と大学という組み合わせによっては、最大で6年間のビザが認可されますが、こちらも逆にケースによっては長期間すぎるとビザ却下の対象にもなってきておりますので、しっかりとした就学プランや学校選択が重要になってきます。

注意しなくてはいけない点:

・学生ビザを他の主目的のために使わないこと

・オーストラリア現地で観光ビザから学生ビザへの切り替えはできない

・学校やコースの就学プランを明確にすること

2024年以降、オーストラリア移民省は「学生ビザを他の主目的のために使う留学生の締め出し」の強化を進めています。実際に、日本国籍の方でも従来と比較してビザ却下事例が出ております。

学生ビザでの就学の場合には、ビザ申請前にしっかりとした就学理由(英文)や補足資料の準備を十分にされることを強くお勧めしております。

学生ビザ審査期間は、現在は、即日〜半年間程度になります。

日本からのビザ申請の場合には、少なくともコース開始予定日の3か月前には申請をお勧めしています。コースや学校レベルにもよりますが、渡航日までにビザが認可されないケースも出ております。従来であれば、この様なケースの場合には、観光ビザ(Electronic Travel Authority)を取得され入国をし、オーストラリア国内でビザ認可を待機する選択もありましたが、近年、ビザ審査期間が長くなっている傾向のために、仮に観光ビザで渡航された場合、観光ビザの滞在条件である3か月間の間に学生ビザが認可されなければ、日本へ一時帰国をし、学生ビザが認可されるまで待機する必要があります。

現地で、観光ビザの延長はできませんし、日本へ一時帰国し再度、お持ちの観光ビザですぐに再入国もリスクにあたります。

まとめ

今回案内しましたビザのどれかを取得すればオーストラリア留学は可能です。

ただ、ビザ条件が異なりますので、留学期間や現地での生活スタイルによってどのビザがご自身にとって適切であるかを考慮する必要があります。

特に前述したように学生ビザは一番ビザ申請の際に準備し無ければいけないものやビザ審査期間が長めになる傾向にありますので、時間に余裕を持ったビザ申請は必要になります。

簡単に言えば、以下のように分けることができますが、留学スタイルは人様々で、過去の渡航歴や背景も異なりますので、是非、一度しっかりと留学カウンセリングを受けてみて、留学プランからのビザ選択を頂くのが良いかなと思います。

手軽に短期間の留学をしてみたい方:観光ビザ

語学の勉強の他、アルバイトやラウンドをしてみたい方:ワーキングホリデービザ

しっかりと落ち着いて就学をしたい方:学生ビザ

少なくともビザの最低限の知識は持って、留学に臨んでいきましょう!

オーストラリア留学に関して気になる方はお気軽にご相談ください。

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