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本プログラムでは、メルボルン市内から離れた郊外の公立中高一貫校で活動しました。修了した今、「学ぶことが多く楽しかった」という気持ちと、「もっとできたのではないか」という後悔の気持ちがあります。
特に、「オーストラリアの教育」、「日本文化の素晴らしさ」「言語(日本語・英語)の難しさ」の3つを学びました。
まず、オーストラリアの教育を自分の目で見て感じることで、交換留学中に学んだオーストラリアの教育問題について考えることができました。また、ホストをしてくれた方も若い先生だったので、その教育問題への対処法や彼女が初任時に実際に苦しんだことなど、話してくれました。教育を勉強する上で、現場の先生の話を聞く以上の良い環境はないと感じました。
日本語の授業では、主に先生のアシスタントとして、実際の日本文化に関する質問に答えたり、生徒のスピーキング練習を担当したりしました。最初の一週間は、生徒のことを知り、どのようにコミュニケーションをとっていけば良いのかなど考えるだけで終わってしまいました。しかし、それからは自分から生徒に話しかけたり、生徒から日本に関する質問に答えたりと、だんだん生徒とコミュニケーションが取れるようになりました。日本文化や日本語を教えると、他国との違いがはっきりしてきて「日本文化の素晴らしさ」を自分で感じるようになりましたし、日本語を英語で教えるにはしっかりと言語を理解しておく必要があるなどと多くのことを学び、楽しく過ごすことができました。
このように感じる一方で、後悔する気持ちもあります。もう少し事前にやるべきことをまとめておけば、生徒ともっとスムーズにコミュニケーションをとることができ、生徒に日本文化や日本語を分かりやすく教えることができたのではないかと感じています。
このプログラムで経験したことを、自分の将来にしっかりと活かしていきたいと思います。
7時00分 | 起床 |
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7時30分 | 朝食 メニュー(シリアル、パン、フルーツ ) |
8時30分 | 学校到着 |
8時50分~9時5分 | 午前活動 職員会議 |
9時20分~10時10分 | 午前活動 1st Period |
10時20分~11時10分 | 午前活動 2nd Period |
11時10分~11時30分 | 午前活動 休み時間 |
11時40分~12時30分 | 午前活動 3rd Period |
12時40分~13時30分 | 午前活動 4th Period |
13時30分~14時20分 | 昼食 弁当(スープ、フルーツ、パン) |
14時20分~15時10分 | 午後活動 5th Period |
17時30分 | 家到着 |
17時30分~18時30分 | 日本語の復習、自由時間 |
18時30分 | 夕食 ステーキ、ラップ、サラダ、スープ など |
19時30分~23時00分 | 日本語授業の準備、自由時間、ホストの先生・家族とリラックス、シャワー |
23時00分 | 就寝 |
教えた学年:超初級 (Year 7, 8)/ 1週間に10時間ほどの授業数で、>ひらがなを読めるか読めないかのレベル、日本語にあまり興味がないレベル
Year7:「私のペットは〇〇です」「動物の単語」
Year8:「どこに行きますか」「乗り物の単語」
主に、日本語の文化を共有したり、スピーキング練習の相手になったり、という活動が多かった。
・Year 9の生徒が行う地区ディベート大会の見学。
・日本語の授業が行われていないYear 9の女子生徒1人と、マンツーマンでの日本語レッスン(図書館)。
レントがホストの先生のご厚意により無料だったので、外に出かけた時のお金のみ。約200ドル弱。
学校もホストハウスの周りも自然がたくさんあり、とても楽しめました。しかし、私はブリスベンから来たため、寒暖差が激しく最初の頃は気候に慣れるのが大変でした(日本からであれば、きっと過ごしやすいと思います)。また、メルボルン市内から、100キロ以上離れており、ホストハウスの交通機関も発達していなかったため、週末にシティまで出て観光をするということは難しかったです。
オーストラリアの教育、日本文化の素晴らしさ、言語(日本語・英語)の難しさ、を本プログラムでは特に学んだ。言語を教えるには、より言語を理解する必要があると感じた。そのため、日本語も英語も深く学ぼうと思った。また、オーストラリアの教育と日本の教育を比較して、取り入れるべき点を日本で教員になった際には、工夫して取り入れて行きたい。
教育現場で使われる英単語や、授業内で活用される表現が主に身についたと思う。
良かったです。
オーストラリアでの交換留学生活の中で、オーストラリアの教育を学んだ。その影響から、自分の目でオーストラリアの学校の様子を見て、自分の目で確かめたかったため。
日本語文化についてしっかり学んでいくことで、生徒たちのアテンションは掴みやすいと思う。一から日本語文化を学ぶのではなく、オーストラリアと比較して面白そうな文化に焦点を当てていくと、活動しやすいと思う。また、日本語を教える際には、ネイティブである私たちが考えたこともない質問が出るので、生徒の立場に立って一緒に考えていくことが大事だと、参加前から理解しておくこと。