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まずは日本語を真剣に学んでいる10代の生徒がいるということに、感銘を受けました。彼女たちは日本の文化に対してとても関心が高く、私より詳しいこともあり、うれしい気持ちともっと勉強しなければと反省する気持ちでいっぱいでした。
最初は英語でのやりとりが本当に難しく、なかなか意志の疎通がうまくいかないで、とても苦労しました。でも、一ヶ月程経つと、お互いに顔見知りになったこともあり、私のつたない英語でも一所懸命理解しようと生徒さんが努めてくれて、申し訳なかったですが、とても嬉しかったです。
全体の学年を通して感じたことは、とにかく助詞の使い方に苦労しているということでした。その使い分けを(「は」と「が」、場所の「に」と「で」など)的確に教えることができず、最後は「覚えるしかない」と伝えてしまったことが心残りです。なにか少しでも生徒の役に立つような教材「助詞カード」などもアイディアで終わってしまったので、これからも考え続けて形にできればと思っています。
2ヶ月という短い時間でしたが、廊下で会うと「さやか先生、こんにちは!」と笑顔で声を掛けてくだこともあり、生徒には本当に恵まれました。そして、先生方の生徒に対する熱心な活動の姿も非常に感動し、参考になりました。
教えた学年:Year3~Year12
1週間の平均授業数:20クラス(1コマ1時間)その内12年年生の会話練習が7クラス(1人30分×13人)
どの学年の授業も、生徒を見回って間違えを指摘したり、質問に答えたりすることが主な活動でした。また、授業中にYear12の生徒に来てもらい、10月に行われる試験に向けて、会話の練習を個別で行いました。毎週月曜日は小学校のアフタースクールのお手伝いもしました。
里見先生が研修で一日ご不在のときに、Year10の動詞のグループ分けとてFormのイントロを1コマの授業でしました。他の授業は先生がタスクを残してくださったので、生徒の自習のフォローをしました。
どこまでがアシスタントの費用にあたるのかは分かりませんが、シドニーからの移動費と生活費を合わせると約2ヶ月で$500くらいだと思います。(休日のプチ旅行などを合わせると、$1,000くらいです。)
高級住宅街という感じで、とても静かで落ち着いている環境でした。小さいですが買い物ができるVillageも歩いて行けたため、不自由はありませんでした。朝晩の気温差が激しく、曇ったり雨の日は気温がぐんと下がるため、服装や体調管理が難しかったです。海が近いことが私にとって最高でした!
英語の勉強はもちろんですが、日本の文化(アニメ・マンガを含めて)もっと勉強しておけば良かったと思います。生徒の方が詳しいこともあり、自分の勉強不足を痛感しました。
オーストラリアの学校環境を肌で感じられ、改めて日本語教師として働きたいという意欲が出てきました。英語を始めオーストラリアで必要とされる日本語教師になれるよう勉強し、近い将来、里見先生のような立派な教師になれるよう、がんばります。
語学力の伸びはほんの少しですが、まずは英語の文法や単語の用法が多少違っても、伝えようという気持ちが強くなったことです。それによって生徒の質問も多くなり、会話のキャッチボールができるようになりました。ボキャブラリーも少し増えました。(特に文法説明などの単語)生徒の日本語の英語訳で文法を学ぶことでき、日常生活でも活用しています。
とても良かったです!素晴らしい学校に派遣させていただき、大変感謝しております。スタッフの方にはお電話をいたただき、精神面でもサポートしていただきました。ありがとうございました。