日本語教師編-留学を使ってその道のプロになるシリーズ

自信をもって日本語教師になるには実践経験と専任講師を目指す!

留学を使ってその道のプロになるシリーズ、今日は、日本語教師編です。

コロナ禍のこともあってか、弊社が対応をしている通信で日本語教師養成講座420時間は、このところ毎月10名以上の方々が受講を開始され、とても顕著に動いています。今のこの時期だからこそ何か資格を取っておこうというお気持ちや、ますます世界で増え続ける日本語学習者に対して、やはり日本人として日本語教師という仕事に目覚めたり、可能性を見出したりするところがあるからだと思います。実際に、今後も日本国内においても外国人労働者が必要な状況であり、その方々やその家族への日本語指導はますます今後も必要な背景もあります。

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≪留学を使ってその道のプロになるシリーズ≫

〇 英語教師編 〇 日本語教師編
〇 チャイルドケア(保育士、幼稚園先生)編 〇 シェフ(調理師)編
〇 看護師(正看護師)編 〇 看護師編2(アシスタントナース)
〇 マッサージ師編 〇 美容師(ヘアドレッサー)編 〇 自動車整備士編
〇 IT編 〇 IT編2(大学に行かない編) 〇 ビジネスマネジメント編

 オーストラリアへの留学は永住権への入り口になり得るリアル

一方で、これまでも多くの方が、日本語教師関連の資格を取っていますが、実際に仕事に就けている人はどの程度でしょうか。当然それを仕事(生業)としてしていくには、どうしても副業的な意味合いも出てくるところもあるので、いろいろな難しさがあるとは思います。

ただ、現実的には、実際に皆さん資格を取っても教える自信がないという事もあるようでそのことも影響しているようです。どうしてそれが言えるかというと、ジャパセンでは、日本語教師関連の資格を持っている人対象にその経験が積めるように有給日本語教師のプログラムを運営していますが、そこに参加される方々のほぼ全員が、参加理由として教える自信がないとおっしゃるからです。

日本語教師関連の資格を持っているともちろんのこと就職活動はできます。また、ジャパセンの有給日本語教師インターンシップのプログラムは、プログラム費用も発生するので、わざわざお金を払ってまで経験をする必要もないと言えばないのです。それはすぐに働くことができる状況だからです。

ただ、それをせずしてこのプログラムに参加する背景としては

①教える自信がない ⇒ そういった訓練や勉強をしていない
②なかなか仕事にありつけない ⇒ 競争率も高く、受かっても週数コマ程度の非常勤から

などの理由があるからだと思います。

逆に言うとこれらをクリアーすることで、日本語教師としてもしっかりと生業としてやっていけることとなります。今日は、日本語教師として今後ぜひ頑張っていきたい、プロとして活躍をしていきたいと思っている方に対して、上記背景や反省点をクリアーできるような方法をお伝えしていければと思います。

養成講座

そもそも日本語教師になるための資格とは?

現在のところ、日本語教師になるための資格とは以下の3つとなります。

①大学での日本語教員課程(主専攻、副専攻)修了
②日本語教育能力検定試験合格
③日本語教師養成講座420時間修了

各日本語教育機関等の採用条件は、上記に大卒以上などそれぞれの条件がつくこともありますが、基本的に上記をクリアーしていることがまずは前提となります。①はもともと大学に入る前からその存在を知っていないと取れないものなので、現実的には②か③を取得される方が多いです。そのうち②は年1回の試験で合格率も20%前後なので、なかなか取得に難しさがあることから、比較的開講頻度も多い③を取って日本語教師に備える方が多いと思います。

現在、日本語教師の国家資格化という動きがあるので、今後どのようになるかがわかりませんが、今のところこの資格が必要で、今後もこの資格を踏襲(これらの資格を尊重)した内容になることが予想されます。
※日本語教師の国家資格に関してはまだ議論の最中で施行には至っていません(2021年2月現在)。恐らく早くても2024年以降に施行される可能性。
※関連情報:2021年1月25日第2回日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議 議事概要

まずは、この資格取得と保持が必要となります。

日本語教師の資格取得のみの懸念点

現存する資格やその取得プロセスや内容に問題があるわけではないですが、実質的にそれらの手法のままだと、教える自信がない日本語教師の卵を作り出してしまう結果ともなり得るようです。そちらが上記で挙げている実際に資格取得後も皆さんが、『教える自信がない』とおっしゃるところだと思います。

それはそもそも、日本語教師として必要な知識を得たからといってすぐに教えられるかというと簡単ではないはずだからです。例えば中高校の英語の先生だって、基本的には大学中に教育実習があり、それを乗り越えないといけません。当然その教育実習をするにあたっての練習や訓練は事前に行われているはずです。それらを経たとしても新人で英語教師になった際に、果たして自信を持って指導できるという状況になっているでしょうか。

恐らくそれはほとんどのケースでそうではないはずです。これら、歴史があってそのシステムになっている、例えば中高校の先生方であってもその状態なのですから、そういったシステムがない日本語教師においてはその知識があったとしても難しいことは間違いないでしょうし、指導する相手が外国人という事もあってより難しさが出てくると思います。

つまり、どこかでしっかりと実践経験を踏む必要があるのです。これらがない事には、現実的にはしっかりと教えていく事はそう簡単ではないこととなります。よって、しっかりと日本語教師として活躍していくためにはこの実践経験をどこかで多く積むことが資格取得後にも必要となってくると思います。恐らく既に資格を持っている人できちんと就職をしたいと考えている人は、良くわかる内容ではないかと思います。

 これからの教師の生き方!日本語と英語教師のダブルの資格!

養成講座

日本語教師の専任講師となれる海外の日本語学校がお勧め

資格取得後も実践経験が必要だとお伝えしていますが、この実践経験は、上記の有給インターンシップなどのプログラムを利用しないとなかなか備えられないところがあるし、自分で何かしらでやったとしても評価を得れないので自己流となる可能性もあらずで、なかなか難しいです。

また、その実践経験がないと、実は日本語教師としての採用にもなかなか至らない可能性があります。特に日本の日本語学校では、採用の際にその経験がどこまであるかを見ているからです。そして更に大変なことは、日本には日本語教師関連の資格を持っている人が多くいる割には採用枠は少なく、また専任講師としての採用は本当に少なく、現実的には受かったとしても非常勤講師(専任講師=常勤講師)として採用されるケースが多いです。競争率が高い上に、採用されても非常勤からスタートすることとなるといつまで経っても多くの実践経験が積めない可能性もあります。

養成講座

そこで、一つのお勧めとして、海外の日本語教育機関で働くという方法です。海外の特にアジア圏の国々の日本語学校では、通常専任講師として採用をしています。その国で住んでいる人の採用ももちろんありますが、日本からなど海外にいる資格を持っている方の採用も行っています。海外の日本語学校での採用に関しての利点は以下が考えられます。

①専任講師としての採用がほとんど
②働くためのビザ上のサポートも可能なケースが多い
③競争率がそこまで高くない

これらの事が叶えられますが、一番は専任講師として採用されるので、日本語教師として指導することに対しての経験を多く積めることです。また、採用にあたっては日本の日本語教育機関ほど競争率が激しいわけではないので、やる気さえあれば採用に至るケースがとても高いです。よって、多くの事が期待できるのでこの海外での専任講師を目指して対応をすることはとてもいい経験を積めることとなり、また、その指導経験が多くあることで、いざ日本に帰国しても採用試験の際にその経験をアピールして仕事をゲットできる確率を高くすることもできると思います。

唯一の考えるところとしては、日本ではなく海外なので、そういったことをどうお考えになるかという事です。もともと海外志向の方であれば問題ないでしょうし、そうでない方であっても慣れてしまえば住めば都となるし、逆に愛着も沸く可能性もあるのですが、そもそもそういったことが苦手な人は難しいかもしれません。

補足として、海外の日本語学校での給料は、現地では決して低くなく、十分に生活ができる範囲です。また、学校としても1年間働くと日本との往復のチケットをプレゼントするなどの待遇をしているところもあるなど、悪い条件ではないです。ただ、特にアジアの地域だと日本との為替レートの関係で、頂く給料を日本円に換算してしまうと額が少ない傾向があるので日本円としての大きな貯金などはできない可能性はあると思います。

ただ、現地での生活においては十分で、尚且つこれだけの経験が積めるので、本格的に日本語教師を目指すのであればとてもお勧めな方法だとは思います。

養成講座

留学を使って日本語教師のプロを目指す!

本格的な日本語教師を目指すには、資格取得と実践経験をいかに積むかという事がキーとなるとお話をしてきました。そしてそれが叶えられる方法の一つとして海外での日本語教師としての就職がありました。もう一つの方法としては、この留学を使ってその実践経験を積んでプロの日本語教師を目指すという方法です。

既に日本語教師関連の資格を持っている方

直接、海外の日本語学校で就職をしていく手もありますが、それでもやはり教える自信がない場合、いきなり専任講師としてやっていけるか不安な方もいると思います。またより能動的に行動をしていくためには、一定の指導経験に対する自信が必要となると思います。それらを叶えてくれるのがこの方法です。冒頭でも述べていますが、ジャパセンが行っているような有給日本語教師インターンシップのプログラムを利用することです。

ジャパセン(母体はBBI)では、オーストラリア含めて世界3か国に有給日本語教師インターンシップのプログラムを手掛けています。そのうち特にオーストラリアのものは、専任講師がついて日本語教師として必要な、授業見学、授業のアシスタント、模擬授業の披露及びその評価、世界どこでも使われている教科書みんなの日本語の全50課に対する教案作成及びその添削など、将来日本語教師としてデビューする際に必要なことを多く学ぶインターンシップです。よって、こちらをしていく事を一つの方法として紹介します。

日本語教師インターン

まだ日本語教師関連の資格を持っていない方

こちらには、2つ方法があります。一つは日本にいる間などから、事前に通信で日本語教師養成講座420時間で学習して資格を取得し、実践経験を積むために上記の有給日本語教師インターンシップを利用する方法です。通信で日本語教師養成講座はとても安いため(1740豪ドル、139200円、1豪ドル=80円として計算をした時)、まずはそれで資格を取り、実際の実践部分を有給インターンシップで現地の日本語学校等で積むやり方です。トータルの費用を考えても、日本の養成講座機関の授業料より安く上げられますし、海外で経験を積むことで、実際の海外の日本語学習者に指導をしていくのでとても現実的で効果的です。特にオーストラリアは、移民の国であり、世界第4位の日本語学習者を誇っているので、多くの国籍(バックグラウンド)の人が生活をしており、日本語学習に熱心な国なので、将来の日本語学習者像となる生徒たちに指導することができ、そういった効果も期待できます。

もう一つは、弊社シドニーで行っている通学で日本語教師養成講座420時間を履修することです。弊社の講座は実践重視の講座仕立てをしており、420時間の内半分くらいを実習に充てています。日本語学校も併設しているのでそこに通うオーストラリア人日本語学習者相手に指導する実習もこの講座に含まれていますので、本当に多くの実践をこなして頂いています。従って、卒業後は教えることに自信をもった日本語教師になっていると思います。

いずれの方法も海外で経験をしていくので、将来の生徒である日本語学習者の外国人と多く触れ合う機会があり、日本にいるだけでは経験できないことが経験できます。海外で生活することは、言語、生活習慣、考え方など多くの事を自分自身で吸収でき、それらは間違いなく日本語を指導する時に役立つはずです。単純に自分が行った国の生徒が自分のクラスにいるとそれだけでもお互いの信頼関係が出てくるとも思います。

また、先に、海外での日本語学校での専任講師を目指せと伝えていますが、事前にこの様に留学をして日本語教師になるプロセスを踏んでいると、海外に対する抵抗感も薄れるでしょうから、より海外で日本語教師としてその後も活躍できやすくなり、更に日本語教師の経験が積めることとなります。これは日本帰国後の就職活動の際など、日本語教師としての活動にも大きな影響を及ぼすので、その意味でもとてもいい方法だと思います。

いかがだったでしょうか。

今回は本格的に日本語教師を目指す方に向けて、留学を使ってその道のプロになる方法をお知らせしました。日本語教師の相手が、外国人の生徒さんである以上、実は海外を経験することはとても重要な要素なのです。従って、その意味でも一旦海外での経験をした方が良いのではと思いますが、資格取得のころから海外で対応をすることも、その一つの手となるので、是非こういった方法も検討されてみて下さい。

教師として活躍をするのなら、何事も資格取得のみではなく実践経験(教育実習)が必要です。是非、そういった機会をどこかでしっかりと取って、良い日本語教師目指して頑張って頂きたいです。

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オーストラリアで日本語教師インターン

ジャパセンは、オーストラリア専門の留学エージェント

ジャパセンは、長年、留学エージェントとして運営してきています。上記の様な必要な情報を多く兼ね備えていますし、その情報を基に皆さんのご希望に沿った適した学校の案内を得意としています。

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また、ジャパセンは、オーストラリアのTOEIC公式テストセンターに認定されており、TOEIC公式テストの運営や点数アップのためのTOEIC集中講座オーストラリアでも加入ができる留学生保険・OSHC学生保険の代理店帰国後の就職に向けての各種インターンシップ日本の人材紹介会社ホームステイの独自手配など留学に必要な多くの事を手掛けています。また、日本語教師を育てるための日本語教師養成講座を開講オーストラリア人日本語学習者への日本語学校運営及び日本への留学についても取り扱っている会社です。

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留学に向けて大事なことは、まずは留学をしたいことの目的は何か、それにより将来どうされたいか、などだと思います。ジャパセンではそちらをお伺いして、その目標に沿ったプランを提示させて頂きます。そこには渡航の準備もあるでしょうし、ビザの知識も必要です。また、各学校の特長(地域、授業料、システム、雰囲気など)などもお伝えしながら、良い留学になれる様に、良いコース選択ができる様にサポートをしています。

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