日本語教師養成講座420時間

日本語教師を目指す人の数！

by japancentre-au · 公開 2020年5月22日 · 更新済み 2020年6月19日

こんにちは。ジャパンセンターオーストラリアです。

さて、実際にジャパセンの日本語教師養成講座420時間を卒業したスタッフである私だからこそ伝えられる内容を皆さんに共有できたらとブログに書いている『卒業生が語る！ジャパセンの日本語教師養成講座420時間』シリーズです。以下の内容どうぞご参考ください。

最近のブログでは日本の文化庁が毎年実施している【日本語教育実態調査】を参考にしていきながら日本国内の最新の日本語教育事情を皆さんに共有させて頂いています。さて今回注目して見ていくのは、ずばり日本では現在どれだけの人が日本語教師を志しているのか！という部分です。これまでのブログを通じて海外においても日本においても、学習者の数や教育機関、さらに教師の数も年と共に増加していることを確認することができました。そしてこれらの結果からも今後ますます日本語教師への需要が高まっていくことも多いに考えられることとしてお話をさせて頂きましたね。それではそんな状況の中で、現在日本語教師を志している方はどれ程いるのかというのを皆さんにご紹介していければと思います。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、日本語教師になるための資格は3つあります。

①大学での日本語教員課程の主または副専攻終了
②日本語教育能力検定試験合格
③日本語教師養成講座420時間修了

そして今回はこの中から、①大学での日本語教員課程の主または副専攻終了、③日本語教師養成講座420時間修了の数に注目していきながら日本国内ではどれ程の方が講座を受講されているのかを見ていけたらと思います。ちなみに私はこの3つの中の③日本語教師養成講座420時間修了で日本語教師の資格をとったことになります。

最新の調査が行われた2019年度の調査結果によると、この年、日本国内で日本語教師養成講座・研修課程等の受講者は、2万9561人であることが分かりました。前年度にあたる2018年は受講者が、2万7056人であったので、これを見ると1年間で2500人以上増加していることも分かりました。あくまでもこの結果は日本国内での数になりますのでジャパセンの日本語教師養成講座420時間の様に海外にある養成講座は含まれていません。そのため世界全体で考えるとさらに多くの人が受講されていることかと思います。世界のグローバル化に伴って、このような分野に注目する方も増えているということでしょうか。

またこの調査を見ていく中で、個人的に少し驚いたことがあったので皆さんにも共有させて頂ければと思いますが、日本語教師養成講座・研修課程等の受講者は私達日本人だけはありませんでした。もちろんのこと圧倒的な数で日本人がこの講座を受講されていましたが(全体の86％)、今回の調査では、外国人の方がこの講座を受講していることも分かりました。日本人に次いで受講者が多い出身国の順番としては、中国(894人)→韓国(199人)→ベトナム(149人)→・・・となり、他にも様々な出身国の方がこの講座を受講していることも分かったのです！特に中国出身の方は1,000人にも迫る勢いで受講されていて、外国人の方が日本語を教えるというのは、とっても興味深いなとも思いました。

しかし、考えてみると私達日本人の中でも、英語を教える資格であるJ-shineであったり、TESOL等の講座を卒業して、英語教師として活躍している人が多くいらっしゃるかと思います。特にJ-shineの資格はワーキングホリデー中に多くの方が取得する資格の中の一つです。このように今後日本国内で活動することを考えている人や海外で活動することを考えている人に関わらず『言語』の資格というのは世界各国でいろんな人が取得しようと志す資格となり、今後もますます注目されていく分野になるのではないかと感じました。

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今回挙げた例は本当にこの講座のほんのひと握りにも過ぎず講座の中ではこういった様々な日本語を「文法的」また「理論的」に学んでいきます。これからも私がこの講座を受けて感じたこと、また皆さんと共有したい！と思ったことをトピックとして挙げシェアさせて頂ければと思います！

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その他、卒業生が語る日本語教師養成講座のブログは以下をチェック！

①「暑いから窓を開ける。」「暑いので窓を開ける。」違いが分かる？

⑥ 「先生、この言葉の意味の違いはなんですか。」

⑦ 日本語教育の始まりは外国人⁉

⑧ 日本語学習者が受ける日本語の試験ってどんな試験？