【日本語教師養成講座】教授法も生きている
BBIC420時間日本語教師養成講座
21期生、卒業実習終了ー!
今週あたま、ちょっと迷走したそうですが、
やりきった感はある…かな?
22期生、安定の授業。
安心してください、22期生がいますよって感じ。
今日は、教授法(教え方)についてお話したいと思います。
まず、日本語教師たるもの、変化に敏感でなければなりません。
日本語そのものもそうですが、教え方や社会の動きにも
常にアンテナを張っています。
そうすることで、日本語学習者にも、
その時代にあった「使える」日本語を提供していきます。
日本語教師養成講座の先生方も、
こうして日本語学習者に「使える」日本語を教えるかたわら、
日本語教師養成講座の受講生にも、
「教える」というテクニックをふまえて、教授していきます。
ということで、
先々週の話ですが、国際交流基金・Japan Foundationの
「まるごと」という教科書のセミナーに先生方そろって行ってきました。
↑入門編の教科書
最近の(といっても、50年くらいですが…)日本語の教え方は、
口頭練習が重視で、ただし文法の文型は教師から与える
と、すごーく簡潔に言うとこんな感じです。
ところが、「まるごと」を使う教え方は、
口頭練習や、まとまった会話を聞かせることで、
教えようと思っている文型さえも、学習者に気づかせるという
方法を取っています。
ベテラン勢が揃う、BBIC日本語教師養成講座の講師の先生方も
「これは目からウロコの教え方です!」と
ご自身の学習者の方にも使ってみているとか。
もちろん、今までのが100%悪くて、まるごとのが100%良い
というわけではありませんよ。
ただ、言葉は生きていて、常に変化しているのと同じように、
学習者の目標やライフスタイル、
大きく見れば世界も変わっていきます。
それによって、教え方が変化するのも、おかしいことではないのです。
セミナーでは
教科書がどういった構成なのか
どのように授業が進んでいくのか
学習者に気づかせるとはどういうことなのか
などなど、
盛り沢山な内容でした。
例えば、
「(場所)まで、電車で行きます。」の「(場所)まで」を
教えたい時、
今までのやり方は、
「(場所)まで、電車で行きます」を勉強しますよ。
「場所」と「まで」を使います。
というような説明を板書でしました。
まるごとでは、
(場所)の部分を入れ替えて、
電車で行く動きを見せる&音声を聞かせる
そして、文法の説明はせずに自分の身近なところに当てはめて
言わせて使わせてみる。
え?!文法を説明しないですって?!
わかります。
日本人は、英語文法説明して!派なので、ウズウズしますよね。
でも、こうすることによって、学習者からの
「今日は何を勉強するんだ?」
という強い欲求が、記憶へと結びつき、応用力を生むそうです。
言語をこんな風に勉強できるなら、
仕事の習得にも応用できるかな。笑
注目の教授法。
いよいよ、今年ラストの開講日が迫っております。
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