オーストラリアで滞在延長を決めたら考える事
オーストラリアで滞在延長を決めたら考える事
オーストラリアでワーキングホリデービザなどで滞在をして、日本帰国を選択せず、オーストラリアに滞在延長をする人もとても多いです。単純にオーストラリアにもうちょっといたい、生活は慣れたので身になるものを英語環境で勉強したいなどが、その理由になると思いますが、もし滞在を延長することを決めたのならすべきこと、考えるべきことがあります。
滞在延長は、もう少しオーストラリアに居れるという楽しさや期待がありますが、一方で、滞在を確保するための授業料や生活コストがかかるのでそれを賄わなければいけません。また、長く滞在すればするほど、日本帰国時に就職含めて却って難しさが伴ったりすることもあります。
従って、大前提として、その後はどうするのかもきちんと考えて行動をすることをお勧めします。
オーストラリアで滞在延長を考える人とは?
オーストラリアで滞在延長を考えている人は、少なくとも何かしらの方法でオーストラリアにすでに滞在をしている人たちが、何かしらの理由で日本帰国よりもオーストラリアで滞在延長を希望する方たちです。考えられる理由としては、以下が考えられます。
①なんとなくまだオーストラリアにいたい
-1 まだ日本に帰りたくない
-2 もうちょっとオーストラリアにいたい
すぐに日本に帰らなければ行けないわけではないし、オーストラリアが気に入ったのでもうちょっといてみたいとか、帰国予定だったが間際に彼氏ができたので滞在を延長してみたいとか、そういった方々がこのタイプです。特に強い目的があるわけではない事の方が多いので、一般的には半年間から1年間程度の延長を考えている人が多いと思います。
②将来に備えたい(自分への投資)
-1 英語をもうちょっと勉強したい
-2 将来のために専門分野を英語で勉強してみたい
語学学校で英語も勉強したし、オーストラリアという異国の地や英語圏という環境で一定の生活をした事で少し将来が見えてきた人で、その将来のためにはもうちょっとオーストラリアでしっかり勉強して将来に備えたいと思っている人がこのタイプです。しっかりと計画的に考えている人が多いのでご自身のやりたいことや勉強したい分野によって1年から3年半くらいを考えている人が多いのではと思います。
③本格的にオーストラリアで生活したい
-1 できれば就労ビザや永住権を目指してみたい
-2 できるだけ長くオーストラリアにいたい
すっかりオーストラリアの環境や生活に魅了されて、できれば就労ビザや永住権を取ることを目的に滞在したい人や、オーストラリア人や留学生との出会いがあってこのままオーストラリアにいたいと思っている人や、とにかくなんとかしてまだまだこの環境でずっとオーストラリアにいたいと考えている人がこのタイプです。就労ビザ取得、永住権取得、できるだけ長くオーストラリアに滞在したいということが、一つのキーワードになるのでそれに合わせた滞在方法を選択していくようになると思います。
オーストラリアで滞在延長ができる具体的なビザ
まず、オーストラリアに滞在を延長するには適切なビザの延長が必要です。一般的にそれは、ワーキングホリデービザ2ndか学生ビザになると思います。現在どのビザでオーストラリアに滞在しているかにより、パターンはいくつか出てくると思いますが、以下がその考えられるサンプルとなります。
ワーホリビザ ⇒ 2ndワーホリビザ
1年間ワーホリでの生活で更に同じ条件で1年間生活をしてみたいと思う方が、一定の条件クリアーの下、取得する方法。2ndのあとに学生ビザでさらに滞在延長を計画するなどより長くいることができるパターン。
観光ビザ ⇒ 学生ビザ
通常は3ヶ月間滞在有効のETASで入国して短期オーストラリアに短期留学などで滞在していた人が、もっと英語を勉強したいとか、専門学校で専門スキルを学習したいなどの理由で延長するパターン。もう一つは、もともと学生ビザを取る予定だったが、日本での申請をせずして、観光ビザで入国し、その後現地オーストラリアで学生ビザに切り替えることで対応をするパターン。
ワーホリビザ(2nd含む) ⇒ 学生ビザ
1年間や2ndのワーホリ生活の中で、新たな目的ができたり、学生ビザに切り替えて滞在延長をするパターン。学生ビザに切り替えるパターンとしては一番多い方法だと思います。
学生ビザ ⇒ 学生ビザ
英語を勉強するために既に1年間程度の語学学校通学において学生ビザで来ていた人が、一定の英語力が身についたので今度は専門分野を勉強したいなどの理由で学生ビザを延長するパターン。または、専門学校である分野を勉強していたが、更に別の専門分野で勉強をしたい人が対応するパターン。
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以上の様に、2ndワーホリに切り替える以外は、学生ビザを取って延長をすることがまず第一歩の具体的な方法となります。オーストラリアの学生ビザは他の国と違って生活を支えるためのアルバイトをすることが可能で、オーストラリアで学生ビザを取ることの魅力の一つとなります。2ndの場合も働くことができるので同様に生活を支えることができます。
いずれにしても、なぜ、滞在を延長するのかをしっかりと考えて、計画的に進めて下さい。単純に自分が勉強をしたいことを就学するためなのか、就労ビザや永住権取得を目指して延長をするのか、しっかりと目的を定めてその後のコース選択を行って下さい。
学校の選択:専門学校か語学学校か?
もし学生ビザを取得して延長をするのなら、勉強するコースを決めなければなりません。一般的にそれは、語学学校か専門学校に大別されます。
語学学校はいわゆる英語を鍛えるコースが主ですが、他に、英語教師になる資格やビジネス英語、ケンブリッジ検定やIELTSなど英語の資格取得のためのコースもあります。一方、専門学校は、専門分野を学ぶためのものなので一定の英語力(IELTS5.5以上)があることは前提であり、英語で勉強するものとなります。
両者の決定的に違うのが前者はほぼ毎日通学をしなければいけないコース設定が多いですが、後者は週1~2日の通学パターンが多いです。従って、勉強以外に多くの時間を費やすことができるのが専門学校を選択した際の大きな特長です。よってほとんどの人が専門学校を選択して提供されるビジネス、アカウント、チャイルドケア、ビューティーなどの専門分野を就学しながら、そのコースが続く分、滞在延長をしていくケースとなります。
専門学校は大きく分けてビジネス系と手に職系
語学学校を選択して滞在を延長することももちろん考えられますが、多くの方は専門学校を選択して延長をしていきますので、この専門学校に関して更に詳しくお伝えしたいと思います。
この専門学校は、大きく分けるとビジネス系を勉強するビジネス系の専門学校と、ビューティーやマッサージなど手に職を身に着ける手に職系の専門学校とがあります。いずれのコースでも学生ビザなので、週20時間の就労が可能であり(ホリデー中は無制限)、生活費や授業料を稼げるので、生活基盤が立てやすいです。
また、単に一つのコースを就学するものから、ステップアップを見据えて順に複数のコースを選択することも可能なので、何を目的としているのかをしっかり考えて計画的に進めることが肝要です。更に、各コースには就学レベルがあり、一番低いCertificateⅡ(半年間程度)から順に、Ⅲ、Ⅳ(各半年~1年間)があり、その上にDiploma及びAdvanced Diploma(各1年間程度)の設定をしているので、どこからどこまで就学するかによってトータルの就学(滞在)期間も様々となります。
以上の環境下ですが、大まかにはビジネス系は、生活することに基盤を置きやすく自由度が高く、一方、手に職系は、授業時間数が増える傾向がありますが、その分、就労ビザや卒業生ビザ取得の道が出てくるコースもあるところが大きな違いとなります。
ビジネス系のポイントは学校以外の生活に基盤が置ける事!
一般的にビジネス系は、平均1500ドル/ターム(3ヶ月間)の授業料で、週2日程度での通学頻度なので、しっかり学習さえしていれば生活において自由度が高いと言えます。コースも多種多様で、ビジネス、マーケティング、ヒューマンリソース、ツーリズム、ホスピタリティ、アカウント、リーダーシップマネジメントなどがあり、CertificateⅡからAdvanced Diplomaまで就学レベルがあり、単純に一つのレベルを勉強するケースもあれば、その後レベルまで履修する、順に複数のコースを就学するケースもあります。
これらは、目的に応じて選択肢が様々ですが、例えば、ビジネスを学び将来経営を視野に入れているなら、ビジネスコースCertificateⅢからスタートし、リーダーシップマネジメントⅣを経てマーケティングでDiploma及びAdvanced Diplomaを就学するプラン等も立てられ、その場合は、学校により各就学期間は厳密には異なりますが、上記の就学プランだと順に半年間、1年間、1年間、1年間とトータル3年半の学生ビザでの滞在期間となります。
手に職系は就労・卒業生ビザ取得のステップアップも!
手に職系の専門学校は、平均2000ドル/ターム(3ヶ月間)の授業料で週2~3日程度の通学頻度で、実習も多いのが特徴的です。コースもビューティーやマッサージ系などで、同様にCertificateからAdvanced Diplomaまであります。
手に職系なのでビジネスよりもわかりやすいスキル習得となり、その分野でオーストラリアにおいても活躍しやすい傾向があります。また、シェフやチャイルドケアーなどのコースは就労ビザや卒業生ビザ取得に結びつきやすく、より長くオーストラリアに滞在したい、その分野でオーストラリアで就職をしていきたいなど考えている場合は、ビジネス系よりも現実的にこちらのケースの方が長く滞在できる可能性があります。ビザ取得条件は良く変わるので申請時に条件が変わっている可能性はありますが、段取りをしっかり踏んで計画的に進めることで学生ビザのあとの滞在の道も開くことができるのが、この手に職系の特長となります。
学生ビザ取得のためのスケジュールとその取得条件は?
もし学生ビザで滞在延長をする場合、その段取りも考えておかなければなりません。まず、取得条件として、(1)IELTS5.5以上またはそれと同等(語学学校での中級程度以上)の英語力、(2)日本の高卒以上の学歴を持っている事が必要です。万が一、英語力が足りていない場合にはそれを補うコースを採ることで(1)の条件はクリアーとなるので、ハードルはそこまで高くはありません。
実際に取得にあたっては、①学校決定(見学などはした方がよい)、②申込書の作成とその他資料の提出(パスポート、英語力証明書など)、③学校からのLoO(Letter of Offer)の発行、④その内容の確認と授業料の支払い、⑤学校からCoE(申込み確認書)の発行、⑥学生保険OSHCの加入及びGTE(入学に当たっての英文エッセイ)の作成が、学生ビザを申請するときに必要なプロセスとなります。
少なくとも現在のビザの切れる2か月前からは動いた方がいいので上記を頭に入れて計画的に行動をしていきましょう。
オーストラリアに残ると決めたら生活コストと授業料を考えろ!
実際にオーストラリアに滞在延長をする場合、もう一つ現実的に考えなければいけない事が、生活コストの事です。オーストラリアが他国と比べてラッキーなのは、学生ビザでもアルバイトができることなので、勉強しながら空いた時間で生活費を稼ぐことが可能です。また、専門学校の場合は語学学校と違って3か月間ごとの授業料分割払いが可能なので、その点も便利な環境です。ただ、とは言っても1か月のコストとして、家賃、食費、交際費などが当然かかり、更に分割の授業料分も稼がないといけないので、生活はそう簡単ではありません。
仮に授業料が平均の1500ドル/3か月(1学期)だとすると、1か月あたり、500ドルの授業料貯金が必要となります。つまり、考えられる生活コスト+500ドル/月のトータルが必要最低限の考えなければいけない一月当たりのコストとなります。例えば(家賃200ドル+生活費100ドル)/週の場合は、ひと月1200ドル程度となるので、目安としては授業料込みで1700ドル/月程度が必要コストと考えられます。
上記は、ビジネス系の学校に通学した場合ですが、もしこれが手に職系の専門学校に通学する場合は、授業料自身が高くなるので、そのことを念頭に置いた方がいいです。例えば、手に職系のコースは、クッカリー、美容系、チャイルドケアーあたりが日本人が選択するコースとして多いですが、この手に職系の授業料は、2000ドル/3か月(1学期)は見た方がいいので、670ドル/月くらいがひと月当たりの授業料貯金額となります。従って、生活費コストを考えると授業料込みで1870ドル/月程度が必要コストと考えられます。
以上の様に、月1500から2000ドルの手取り収入を確保することは簡単ではないかもしれないですし、厳密に言うと、ホリデー時の費用や日本一時帰国などの費用も鑑みるともっと手取りがないと大変かもしれません。学校選びは授業料金額で決定する事では決してないのですが、上記を考えるとどこまでコストとして出せるかは計画的に考えておかなければならない大事なこととなります。
一方、とは言ってもそれさえ確保してしまえば、少なくとも学生ビザの有効期限まではオーストラリアに滞在する事ができるので、長く滞在する事で出会いなどから永住権に結びついたり、スポンサーとなってもらい就労ビザに結びついたり、卒業生ビザが申請でき更に滞在が延長できたりする可能性もあるので、計画的に進めることでオーストラリアにもっといたい、できれば住みたいという事も叶えられる可能性も無きにしも非ずです。
当然、そのことが目的で学生ビザを申請するわけではなく、基本的にはしっかり就学することはとても大事ですが、かかるコストを考えたり、将来の設計図(就学スケジュール)をしっかり考えることで、いろいろと可能性は広がっていくことも考えられます。
従って、ワーホリ等から学生ビザへの切り替えの際には、きちんと考えて対応することで、夢は十分に広がるので、それが少しでも叶えられるようにしっかり計画を立てて進むべき道を決定してみて下さい。もちろんjんジャパセンでは、そういったご相談を受けていますので、お気軽にお問合せ下さい。
滞在延長に必要不可欠、保険の加入
ワーホリ2ndであっても学生ビザでの延長であっても滞在期間の治療費、入院費、盗難等の補償である保険に加入が必要です。特に学生ビザの方は学生ビザ保持者に必須のOSHC学生保険に加入が義務付けられています。こちらは身体の保険のみの医療保険ですが、携行品や盗難等に備えてそれをカバーする旅行保険にも加入してもいいですし、ワーホリの人も同様に医療旅行総合保険や医療保険に加入することはお勧めです。
この保険加入も滞在延長を決めたときに考えなければいけない事となるので頭に入れておきましょう。
【ジャパセンが取り扱っている保険】
◇ 医療旅行総合保険のユニケア(日本の海外旅行傷害保険のようなもの)
◇ 医療保険のOVHC(国民健康保険のようなもの)
◇ 学生ビザ加入時に入らなければいけないOSHC
ジャパセンのサポート
ジャパセンは、留学会社ですが、ただの留学エージェントではなく、いろいろなサービスや機能を持っている会社です。留学会社は通常、語学学校やホームステイ手配などをする会社ですが、ジャパセンはそれ以外の事も独自で対応をしています。それらが以下の内容です。
ただの留学エージェントじゃない!一つ一つが専門店
〇 語学学校・専門学校の手配
〇 ホームステイ・寮の手配
〇 留学生保険・学生保険の手配
〇 TOEIC公式テストセンター及び集中講座開講
〇 日本語教師養成講座420時間開講
〇 全8種就活に役立つインターンシップの手配運営
〇 帰国後の就職サポート、人材紹介会社
〇 民間日本語学校
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今回は、この中で専門学校の選び方や保険の選択などが、滞在延長を考えたときに関わってくる内容かと思います。これまで多くのごく学校、専門学校の手配をしていますのでどうぞお気軽にご相談ください。しっかりと状況を見ながら将来に向けての提案ができればと思っています。
文:大橋
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いかに留学を生かすか?
◎ オーストラリアの渡航前に準備・手配する事
◎ オーストラリアに到着してから帰国まで取り組む事
◎ オーストラリアで滞在延長を決めたら考える事
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◇ 語学学校・専門学校の手配 学校関連ブログ記事
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◇ 留学生保険の加入 保険関連ブログ記事
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◇ 就活にアピールできるインターンシップ(企業インターン、ホテル有給、スクールインターンなど多数)
◇ ビジネスレベルで通用する英語力取得、ケンブリッジ検定FCEレベル
◇ 就活に必須!TOEIC730点以上を目指せ!集中講習と公式テせんもト
◇ 日本就職サポート(無料登録、英語環境に特化した仕事先を紹介)
【オーストラリアで滞在延長を決めたら考える事】
◇ 専門学校の手配
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【ジャパセンの語学学校・専門学校情報】
◇ 語学学校・専門学校情報トップ
◇ オーストラリアの地域(エリア)から選ぶ
◇ 語学学校から選ぶ(目的別英語コースの紹介)
◇ 専門学校から選ぶ(ビジネスコース、クッカリー、ビューティーコースなど)
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◎ オーストラリアに行って見学してから学校を決める方法!
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