チャイルドケアから卒業生ビザへ、各学校の実績から検証
ディプロマ卒チャイルドケアから卒業生ビザはやっぱり要注意なのか？
以前に、このブログの中で、専門学校で学習した後に卒業生ビザを取得できる可能性を秘め、更に就労ビザや永住権の取得の可能性もあるとお伝えしてきたチャイルドケアのコースですが、ディプロマ卒業後、必ず、卒業生ビザが取れるとは限らないかもしれないとお知らせしてきました。
これは、卒業生ビザが取得できる条件として、査定団体に職業リストに載っているチャイルドケアセンターマネージャーとして認定を受けなければならないのですが、それがディプロマ卒業のみでは不十分な可能性があるためとしていました。その背景には2019年後半にそれまで査定していた査定団体TRAからACECQAという団体に変わったことから、難しくなるのではと予想されていたからです。
その後、ジャパセンでは、主要なチャイルドケアーのコースを持っている学校に実際のところどうであるのかを確認しておりました。今日はその内容をお知らせしたいと思います。現在チャイルドケアコースを受講している方、これからこのコースを受講しようと思っている方、どうぞ参考にされてみて下さい。
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そもそもチャイルドケアのコースとは？
オーストラリアの幼稚園等で働ける可能性のある資格（就学）であり、児童教育に興味があったり、純粋に子供が好きだという事で勉強をされる方が多いコースです。もちろんこちらは修了すると日本でも通用する資格です。従って、将来幼児教育等に関わりたい方が、学習をするコースです。
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ただ、一方で、冒頭の通りに、このディプロマコースを修了した後に卒業生ビザの取得の可能性があったり、その後の就労ビザや永住権につながる可能性のあるコースという事から、これまで一切この方面の勉強をしていなかった人や興味がなかった方でも、ビザの取得の可能性に期待して、キャリアチェンジ含めてこのコースを取られる方も多く、日本人の留学生の中で調理師（シェフ）のコースと人気を博す、将来的にオーストラリアに少しでも長く滞在することを目的の一つに、取るコースでもあったりします。
※卒業生ビザとは働くことも学習することも旅行するなど、ほぼほぼ制限なしに対応をすることができるビザ（条件あり）で、1.5年~の期間で発行されるものです
▶ 未経験からでも永住権が可能！シェフ、調理師コースを考える
因みにこのコースは、
Certificate III in Early Childhood Education and Care
+ Diploma of Early Childhood Education and Care （合計2年間程度）
のコースを採る方が多く、授業中に幼稚園先等での実習がありますが、その実習先で実力が認められると、そのまま採用されるケースも多く、また、背景には、オーストラリアにおいてのチャイルドケアーセンターでの人材不足も相まって、この資格を勉強している人やその資格保持者の仕事の需要は高く、結果として仕事が見つけやすいという事もあります。
よって、そういった背景を知っていたり、日本人にとっても入りやすい勉強やコースでもあるので、できるだけ長くオーストラリアに滞在をしたい人たちがよく検討をするコースともなっています。
従って、日本人にとってシェフのコースと2分するくらい、人気のある手に職系のコースと言えると思いますが、まずは上記のコースを修了してディプロマの資格を取って、その後に卒業生ビザを狙うというのが一つの王道でもありました。
ところが、昨年末以来、査定団体が変わって、現在では、果たしてディプロマ卒業で卒業生ビザが取得できるかどうかが不鮮明なところがあります。よって、ジャパセンでは、各主要な専門学校に現状としてこの件に関して質問をしていました。回答としては以下にお知らせをします。
なお、これらの内容はあくまでもその学校の卒業生のたまたまの実績であり、また見解であるので、ビザ上の保証をするものでは一切ありません。また、今後も移民法が変わったり、その方の状況などからもビザが取れることを保証するものではないことをご留意ください。ただ、現状の参考としてご覧ください。
また、今回挙げている学校は主にシドニーの学校かシドニーにもキャンパスがある学校を紹介しています。チャイルドケアーのコースに関しては、他に、メルボルン、ブリスベン、ケアンズ等にもありますので、ご希望の方は同様にお気軽にご相談ください。
チャイルドケアーコースを持つ主な専門学校
それでは以下にそれぞれ挙げていければと思いますので、このコースにご興味のある方、卒業生ビザ以降の内容も興味ある方どうぞご参考下さい。因みに挙げるのはシドニーにキャンパスのあるチャイルドケアーコースを持つ専門学校です（ABC順）。また、ポイントとなるのが、このコースから卒業生ビザを取るためには、Chaildcare Center Managerという職種において、査定団体ACECQAから、学習した内容がその職種において十分に達成していると査定をパスしないと、卒業生ビザ取得に向けての条件をクリアーしないこととなるので、このChaildcare Center Managerという職種に該当をするかどうかが焦点の一つとなります。
｜ACADEMIES AUSTRALASIA
ACADEMIES AUSTRALASIAのホームページ
ジャパセン内のACADEMIES AUSTRALASIAのページ
ビジネス系のコースを多く持ち、他の学校ではあまりない、ツーリズムやホスピタリティそしてITのコースなどがあります。また、コマーシャルクッカリー（シェフ）そしてこのチャイルドケアのコース、他に会計、農業など幅広くビジネスも手に職系もコースを提供している学校です。
卒業生ビザに関して
この学校では、チャイルドケアのコースにおいて卒業生ビザを申請するには、一般的にAdv Diplomaまで勉強していただくことをお勧めしているとのこと。また、別の方法としては、Diplomaを取得後に大学でBachelor of Educationに進学してステップアップを図り、Childcare Centre Managerという役職に就き、それらの経験を元に永住権までいった実績もあるようです。
| ALG Australian Learning Group
ALG Australian Learning Groupのホームページ
ジャパセン内のALGのページ
エイジドケア、フィットネス、マッサージ、ヨガ、そしてこのチャイルドケアなど、主に手に職系のコースを多く持っている専門学校です。チャイルドケアも人気ですが、スポーツ系の専門学校としてはとても有名な学校です。
｜Kirana College
ビジネス、ITなどのビジネス系のコースを持ちながら、エイジドケア、コミュニティサービス、ディスアビリティそしてこのチャイルドケアなど手に職系のコースも多く持つ学校です。もともとオーストラリア人ローカル相手に開けていた学校ですが、インターナショナルスチューデントにも2017年から門戸を開き、このチャイルドケアーに関してはとても人気で有名な学校の一つです。
｜UPC University Preparation College
この学校はもともと、ローカルの方対象にこのチャイルドケアーのコースを中心に提供をしていた学校でシドニー、メルボルンにキャンパスがあります。またメルボルンには直営の幼稚園もいくつか持つなどこの分野に特化している学校です。他にはビジネス系のコースもいくつか持っています。
ただ、ディプロマを卒業した生徒の中には、Childcare Centre Managerとしてのパフォーマンススキルをさらに高めるためAdvance Diploma of Leadership & Managementのコースを採る生徒もいるとのこと。つまり、査定団体が変更後もこれまで通りで卒業生ビザが取れている実績はありますが、より強固にするためにAdvance Diplomaのコースを採る生徒もいるとのことです。
いかがでしょうか。UPCの様に現状でもディプロマから卒業生ビザに至ったケースもあるようですが、そのUPC含めて、その後の進学をしていった方が、Childcare Centre Managerとしての職種に適合できる可能性が高いのではないかという見解が多い様です。
先にお伝えしている通り、こちらはビザ取得に関して、何も補償をするものではありません。ただ、各学校の査定団体変更後の実際の状況に関してお伝えするものです。従って、あくまでも参考例としてお考えいただければと思いますし、実際には移民弁護士などに相談をしながら進めていく事となるのではと思いますが、現状だとAdvance Diplomaのコースなどディプロマ以上のコースに進学することが、Childcare Centre Managerとしての職業に適合できる可能性が高いのではと考えることが無難な部分はあるかもしれません。
いずれにしても、査定団体が変わったことで、チャイルドケアのコースから卒業生ビザが取得できない可能性があるかもしれないと思っていましたが、こうやってその後のコースも視野に入れることでその可能性は引き続きあることがわかりました。
今後このコースを考えている方は、その部分も視野に入れながらぜひ検討もされてみて下さい。もちろん移民法はよく変わりますし、これまで通りの内容でも卒業生ビザが取れる実績が多くなるかもしれませんので、状況を見極めつつ進めていければいいのではと思います。以上どうぞご参考下さいませ。
ジャパセンは、専門学校紹介を得意とする留学エージェント
ジャパセンは、長年、留学エージェントとして運営してきています。上記の様な必要な情報を多く兼ね備えていますし、その情報を基に皆さんのご希望に沿った適した学校の案内を得意としています。
一般英語、J-shineなどの英語教師の資格、ケンブリッジ検定試験、IELTS、ワーキングホリデーの方用のお得なコースなどの英語学校の紹介はもとより、上記の様な専門学校も対応をしています。ビジネス系の学校に行きたい、手に職系の学校に行きたい、永住権につながるコースの選択など、皆さんの現状と目的に沿った学校紹介をしています。
また、ジャパセンは、オーストラリアのTOEIC公式テストセンターに認定されており、TOEIC公式テストの運営や点数アップのためのTOEIC集中講座、オーストラリアでも加入ができる留学生保険・OSHC学生保険の代理店、帰国後の就職に向けての各種インターンシップ、日本の人材紹介会社、ホームステイの独自手配など留学に必要な多くの事を手掛けています。また、日本語教師を育てるための日本語教師養成講座を開講、オーストラリア人日本語学習者への日本語学校運営及び日本への留学についても取り扱っている会社です。
また、日本には東京と大阪にオフィスを持っているので、日本でもオーストラリアでもサポートができる会社です。
留学に向けて大事なことは、まずは留学をしたいことの目的は何か、それにより将来どうされたいか、などだと思います。ジャパセンではそちらをお伺いして、その目標に沿ったプランを提示させて頂きます。そこには渡航の準備もあるでしょうし、ビザの知識も必要です。また、各学校の特長（地域、授業料、システム、雰囲気など）などもお伝えしながら、良い留学になれる様に、良いコース選択ができる様にサポートをしています。
これから渡航をしようと考えている方、現在オーストラリアに滞在中の方、ワーホリビザを持っていて、その後、学生ビザでオーストラリアでの滞在延長を考えている方など、多くの状況があると思いますが、ジャパセンでアップしているブログ記事やホームページなど参考に、何かあればどうぞお気軽にご相談ください。適切な内容を紹介させて頂ければと思います。
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