知っ得!学生ビザで延長をする時の掛かる費用は?
オーストラリアのビジネス学校で掛かる費用
現在、ワーキングホリデービザでオーストラリアに滞在をしている人の中で、帰国をするか、オーストラリアに滞在延長をするかで悩んでいらっしゃる方も多いと思います。
コロナ禍の環境ですので、仕方のない部分はたくさんあると思いますが、もうあきらめて日本に帰国をすることを決める方もいると思いますし、このままでは悔いが残るので今後のチャンスにかけてみたいとか、せっかく来たのでやはり何かをもうちょっと得てから帰国したいなど、多くの思惑が交差している方もいらっしゃるのではと思います。
そこでもし、現在のワーキングホリデービザからオーストラリアの学生ビザに切り替えて滞在を延長する場合、知っておいた方がいいお金(コスト)のことをお知らせしたいと思います。滞在を延長するという事は、もちろんの事それだけ費用も掛かります。引き続きコロナ禍の環境なのでアルバイトの環境にも影響及ぼすと思うので、一定の収入は必要だし、どの程度まで必要なのかを先に知っておくことも大事かと思います。よって、以下では、もし、ビジネスコースなど、専門学校に通学することを選択した際にかかる費用はどれくらいであるかをお知らせしたいと思います。そのことを検討している方はどうぞご参考下さい。
選択するのは専門学校VETコースがお勧め!
ワーホリビザから学生ビザに切り替える時に考えるのはどういったコースにするかという事ですが、できるだけ費用を抑えて対応をしたいのなら、ビジネスコースなどの専門学校(VET)がお勧めです。実際に学生ビザに切り替える際に選択するコースとして大まかに2種類あります。それはELICOSのコースとVETのコースです。
ELICOSのコースはいわゆる英語学校が扱っているコースの事で具体的には、一般英語、IELTSコース、ケンブリッジ検定コース、EAPという進学コースなどです。目的に応じてこちらを選択される方々もいるのでその点は問題ないのですが、VETコースとの大きな違いは、支払いの仕方です。
ELICOSのコースの方は、基本的に授業料の全額支払いが必要です(期間によって2分割などあり得ます)。一度払ってしまえばそれ以上払う必要もないので、その意味ではいいのですが、就学する期間数が長いとかなり高い費用になることもありえそれを一括で払わないといけません。現在コロナ禍の関係で安い費用設定をしている語学学校も多いですが、最初に一括で支払う必要があるという事を覚えておいてください。
一方、専門学校VETコースの場合は、分割での支払いが可能です。通常1学期ごと(約3か月間)の支払いとなるので、初期費用の負担が少なくなる傾向があります。その後も分割で払えるので、その間にアルバイト等で稼いだお金を次の支払いに充てることができます。つまり、最初に全額を用意していなくても就学ができるので、その意味でとても便利です。
尚且つ、選択するコースにもよりますが、一般的に週当たりの授業料はELICOSのコースよりずっと安いです。従ってトータルの費用も安くあげることができるので、その両方の意味から、VETコースの方をお勧めします。もちろんご自身がELICOSのコースがいい場合は、それでいいと思いますので、その際にはその中で、費用含めてできるだけいい学校やコースを選択するようにしていきましょう。
因みに、このVETコースとは、オーストラリアのビジネス学校など専門学校と呼ばれる学校の事で、その意味はVocational Education and Training(頭文字を取ってVET)コースという事です。つまり仕事のための教育やトレーニングを施すコースという事です。ただ、これらのコースにはDiplomaというコースもあり、それは学士号と同等の資格ともなりえるので、それを目指す上でも検討してもいいコースとなります。
生活費込みで1700ドル/月の収入は確保しよう!
では、そのビジネス系の専門学校を選択した場合のかかる費用に関してお知らせをしたいと思います。
一般的にビジネス系は、平均1500ドル/ターム(3ヶ月間)の授業料で、週2日程度での通学頻度なので、しっかり学習さえしていれば生活において自由度が高いと言えます。コースも多種多様で、ビジネス、マーケティング、ヒューマンリソース、ツーリズム、ホスピタリティ、アカウント、リーダーシップマネジメントなどがあり、CertificateⅡからAdvanced Diplomaまで就学レベルがあり、単純に一つのレベルを勉強するケースもあれば、その後のレベルまで履修する、順に複数のコースを就学するケースもあります。
さて、これらを就学するにあたって、当然、もう一つ現実的に考えなければいけない事が、生活コストの事です。オーストラリアが他国と比べてラッキーなのは、学生ビザでもアルバイトができることなので、勉強しながら空いた時間で生活費を稼ぐことが可能です。実際にかかる費用としては、上記の授業料以外に、家賃、食費、交際費などを考える必要があります。
仮に授業料が平均の1500ドル/3か月(1学期)だとすると、1か月あたり、500ドルの授業料貯金が必要となります。つまり、考えられる生活コスト+500ドル/月のトータルが必要最低限の考えなければいけない一月当たりのコストとなります。例えば(家賃200ドル+生活費100ドル)/週の場合は、ひと月1200ドル程度となるので、目安としては授業料込みで1700ドル/月程度が必要コストと考えられます。
現在コロナ禍の環境のため、上記の授業料がこれよりも安くなっている可能性もあるのですが、この程度をひと月にかかるコストして考えておくと、良いかと思います。個人差があり画一的には言い切れませんが、つまりこれくらいを少なくとも稼げるようでないと実際に学生ビザで滞在を延長しても生活が苦しいだけで、果たして希望に沿った生活ができるかどうかは何とも言いきれないところがあります。
上記は、ビジネス系の専門学校に行った場合ですが、これが例えば、ビューティー系、チャイルドケアー系、クッカリー系など手に職の専門学校だと授業料自身が2000ドル/月(3か月間)程度とは考えておいた方がいいので、更に月当たりの稼がなければいけない費用がかかります。
以上は、あくまでも目安ですが、どうぞ参考頂き、ご自身が学生ビザで滞在を延長をするかどうかの判断材料としてみて下さい。
学生ビザで具体的な準備ですべきこと
因みに、もし、オーストラリアでワーキングホリデービザから学生ビザに切り替えるにあたっては、具体的に以下の事を準備してください。
①できるだけ目的を明確にすること
②その目的に沿った学校やそのコースを選択する事
③該当する学校情報の収集と見学などで絞り込むこと
④ビザ申請に必要な資料を整える事
①は、上記で述べた通りです。できるだけ明確に目的が設定できるとその後の計画が立てやすいです。
②は、例えば、コースとしては、英語をブラッシュアップしたいという英語関連のコース、ビジネス系のコース、手に職を身に着ける系のコースなどの大別されます。目的が明確であるとそれに沿った学校やコース選びができると思いますが、それが難しい場合はビジネス系の専門学校のコースを選択するとその後がいろいろな選択肢を持ちながら進めることができるので恐らくそれがいいと思います。
③は、②である程度方向性が決まった後に、同じコースでも学校によって、授業料が異なったり、サポート内容が異なったり、入学日が異なったり、日本人比率が異なったり(必要な人は日本人同士の手助けがあった方がいい場合があります)、違いが様々あります。よって、決定するために該当するコースが決まった場合は、そのコースを提供している学校見学をすることは一つの方法です。学校の担当のカウンセラーなども会っておくと入学後の手助けにもなると思いますので、それらをしながら、絞り込んでいくといいでしょう。
④は、そうやって行く学校を決定した後は、実際に学生ビザを申請するための資料の準備にかかることとなります。主にはGTEの作成、日本から最終学歴の卒業証明書の取り寄せ、英語力証明書の取り寄せ、OSHC学生保険の加入などです。
これらをしっかりと計画的に準備することが必要ですが、最低でも現在のワーホリビザの滞在有効期限の2か月前くらいからは上記の準備に取り掛かりましょう。
ジャパセンは、専門学校紹介を得意とする留学エージェント
ジャパセンは、長年、留学エージェントとして運営してきています。上記に必要な情報を多く兼ね備えていますし、その情報を基に皆さんのご希望に沿った適した学校の案内も得意としています。また、ビザエージェントではないのでお金を頂いてのビザサポートはしていませんが、当然学生ビザに切り替えるには学生ビザを申請して取得しなければなりません。ジャパセンでは、当然これまでの経験があるので、その経験を生かして、学生ビザが取得できるように皆さんの学生ビザ申請のサポートをしています。
そこには、ビザ申請にあたって知っておいた方がいい事など多くの知識と経験があります。実際にこれまで100%学生ビザが取得できていますので(注、学生ビザを取得することを保証していることではありません)、その経験を生かして今後も学生ビザを申請される方々のサポートをしていければと思っています。
大事なことは、まずは学生ビザを取得することの目的は何か、そしてそれに沿った必要なことは何かをお伝えしながら、授業料や学校のシステムなど踏まえて学校を絞り込んでいき、その後は、具体的に学生ビザを申請する準備を進めることとなると思います。
現在ワーホリビザを持っていて、その後、学生ビザでオーストラリアでの滞在延長を考えている方、是非、上記を参考に今後の準備を進めてください。もちろん何かあればどうぞお気軽にご相談ください。
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