明らかに英語で説明できる範囲は広くなった!教師インターン
こんにちは、ジャパンセンターオーストラリアの大橋です。
さて、ジャパセン一押しのプログラム、日本語教師インターン!このプログラムなぜお薦めかというと
◇ 英語を使わざるを得ない環境での活動
◇ 常にネイティブ相手に対応しなければいけない環境
◇ 日本人であることがネイティブから頼られる環境
だからです。つまり、日本人自身を生かして、そしてそれがネイティブに求められる環境で、英語を使わざるを得ない環境での活動ができるインターンシップだからです。
例えば、僕自身もこの前、ある高校の日本語の授業に見学に行ったときに、生徒と先生から『台所が爆発したって言う?』って聞かれました。話を聞くとシンクが壊れてしまってと言う事を言いたかったらしいのですが、その時にこの言葉を言うか?と聞かれたので、もちろん『そうは言わないよ。こうやって言うんだよ』と言う事を爆発するという言葉を使うとこうなってしまうよと言う事も含めて英語で説明して理解をしてもらいました。
つまり、こういった事が現場で起こるのです。ある一定の日本語力を持っていたとしてもその使い方は実際にはわからない時があるのです。僕たちがもしかしたらその場にふさわしくない不適合な英語を使っているかもしれないのですが、そんな状況となり得ます。
でも、もし授業の中で使い方が違ったら、きちんと英語で補足をしてあげないといけないのです。
これは一例ですし、もっとシンプルに授業の中で、英語を使う場面も多く、また、授業を進めるにあたって英語でコンダクトしていかなければいけないので、その点でも多く英語を使います。とにかく日本人であることが頼られて、説明するにあたって英語で対応をしなければいけない環境は、恐らく他のインターンシップではあまりない環境で、それができるので、このプログラムを一押しとして皆さんに紹介をしています。
このプログラムは、将来日本語教師になりたいと思っている方がその経験を積むために参加もしますが、
◎ 実践的な英語を身に付けたい
◎ 将来外資系など英語を使って働きたい
◎ 英語教師になりたい
◎ 英語に囲まれてホンモノの海外生活を送ってみたい
◎ ネイティブに囲まれて活動をしてみたい
と思っている方も多く参加されていますし、まさしくそういった想いがある方には本当にお薦めのプログラムです。語学学校に通学して初中級以上の力を付けたなら、更なる英語力アップとしてこのプログラムを利用することも一考だと思います。是非ご自身の目的に沿って選択をされてみて下さい。
さて、今日は、上記に関連して、この日本語教師インターンシップの体験談を紹介したいと思います。ご興味ある方はどうぞご参考ください。この方も参加前と参加後とでは、『明らかに英語で説明できる範囲は広くなった!』との感想を得たようです。
【体験談、オーストラリアで日本語教師インターン】
Q.現地で活動したこと、体験したこと、学んだ事、心に残った事、大変だった事、嬉しかった事など
満足度 85点/100点
大変だったことは、やはり英語で日本語の文法の構造を説明しないといけない事でした。前述したとおり、研修直後と研修終了直前では、明らかに英語で説明できる範囲は広くなったと思います。また、前置詞や接続語の使い分けに関しても、より細かく説明できるようになったと思います。しかし、“は”と“が”の違いや、どれ/何の違いなどネイティブでもその違いを説明することが難しい分野になると、やはり歯切れが悪くなったのも確かだと思います。事前に生徒たちが学ぶ範囲を聞いたうえで、予習を自分がしていれば、より早い段階から適切に教えられたのではないかと少し後悔をしています。
リーディングに関しては、小さいグループに分かれて読む練習をしました。その文章中には、日本の文化(行事)に関する記述もあったのですが、どのようにして、日本の文化に馴染みのない生徒たちにそれを説明すればよいのか、非常に苦労しました。私は、横浜出身なのですが、そのような伝統的な行事は、地方で行われているものが多く、私自身も知らないことが沢山あったので、少し勉強不足だったと思っています。
嬉しかったことは、私に向けて質問をしてくれたことです。とても、些細な事ではありますが、私が研修をした時期は、偶然にも私以外に教育実習で来ているネイティブの先生や、ボランティアの方などもおり、日本語を教えられる先生が多くいました。そのため、研修直後は、私以外の先生に質問が集中しました。しかし、1週間が過ぎたあたりから、ライティングの添削を頼まれたり、質問を私に直接してくれる生徒もいて、すごく嬉しかったのを覚えています。生徒が言いたいことを英語で汲み取り、日本語に直すことは思っていた以上に難しく、時には誤った解釈をして、2人で混乱したこともありましたが、お互いに言いたいことがうまく日本語で合致したときは、達成感が生まれると同時に、やりがいも感じました。
今回自分が研修中に行った取り組みとして、生徒が分からない文法や間違った言葉を、自分のノートに書き、その間違いを見せながら一緒に文を直すということをしました。これは、自分の中の挑戦ではありましたが、特にContinuersの場合は、ある程度日本語の基盤が整っていた生徒が多かったので、間違いを視覚的に説明すると、すぐにその間違いを訂正するなど即効性があったように思います。色々な授業スタイルがあり、教え方も人それぞれだと思いますが、この研修を機に、自分なりの教え方が見つかったので、それは1つの収穫だと思っています。
Q.このプログラムに参加した目的は何でしたか?目的は達成できましたか?
「あ、日本語って面白い、楽しい」と生徒たちに感じてもらうことが、本研修の目的でした。その目的は、達成できたと思っています。私が研修をさせて頂いた時期は、テスト期間と被っており、主に内容はテスト対策が中心でしたが、Writingを生徒と一緒に行った時は、“こういう風に言ったら、もっとわかりやすいよ”と提案したら、「これ前、習った文法だ、ありがとう」と言ってくれて、楽しそうに書き進めていました。彼らが楽しそうに書いている姿を見たときに、その目的は達成されたと感じました。
Q.出発前と現在の英語力(現地の言語力)は何が違いますか?どれくらい伸びたと思いますか?
出発前と現在では、任される仕事+αのことができるようになったと自負しております。研修直後は、無意識に使っている文法をどのようにして、生徒に教えるべきか非常に苦戦しました。しかし、研修終了直前には、“こうするともっとネイティブっぽくなるよ”といったようなアドバイスもできるようになり、その活動を“自分のもの”にしていました。
Q.プログラム参加前にしておけば良かった事、これから参加する方へのアドバイスは何ですか?
生徒の名前を覚えることですかね。生徒の名前を覚えることで、彼らもこちらに興味をもつきっかけになりますし、個人的な意見ではありますが、名前を覚えてからの方が、彼らとの距離が縮まったような印象があります。また、名前を呼ぶことで、生徒も私たちの名前を呼んでくれるようになるので、頼ってくれる頻度も必然的に上がります。ですから、“研修をより充実したものにしたい”とお考えの方は生徒の名前を覚えることが一番の近道だと思います。
Q.この経験を今後どのようにつなげていこうと思っていますか?
今回の研修を通して、人に何かを教えることの難しさを痛感しました。“こうだからこうなる”と一方的に主張するのではなく、それに至った背景を丁寧に説明しながら、論理的に伝えることが、初めて「教える」ことになるのだと思いました。今回の研修でも、“この場合はこの文法を使う”というのではなく、“こういう原理があって、この言葉はこの形容詞とこういう風に接続する”といったように、具体的に説明することを心がけました。社会人になったら、人に何かを教える機会も増えると思うので、常に客観的な視点から、論理的に相手に教えられたらと思いました。
いかがだったでしょうか。まさしく頼られる存在の中での活動ですね。ホテル有給インターンシップも企業インターンシップも他のインターンシップも英語環境での活動には変わりないですが、これほど、英語環境で、しかも積極的に英語を使わざるを得ない環境はないです。
そんなことを習得したいと思っている方には本当にお薦めです!是非参考にしてみて下さい。
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◇ 2019年1月出発!オーストラリアで日本語教師インターンシップ募集要項
◇ 実践的な英語力を身に付けたい、英語・日本語教師になりたいならこの教師インターンシップ
【オーストラリアで教師インターンシップの概要】
場所: オーストラリア全土の小中高校
期間: 4週間、1学期間(約3ヶ月間)、2学期間(約6ヶ月間)
出発時期: 毎年、1,4,7,10月期の学期スタートか短期4週間までは学期中
応募締切: 各スタート日から遡って1か月半前程度まで
参加条件: ジャパセンの派遣インタビューに合格すること
英語力: 中級程度の英語力
資格: 日本語教師関連の資格保持など不問
プログラム内容: 派遣先の手配、事前の活動にあたってのオリエンテーション実施、チルドレンチェックの取得及びそのサポート、活動中のサポート、レファレンス発行、滞在先の手配など
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この活動は日本語教師や英語教師に含めて英語力がアップするので一般の就職の際にもとても役立ちます!
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